3,霧幻地蔵…
昭和19 年に建立された霧幻峡のシンボル的スポット。地蔵が建っているる大きな岩は。丁度牛が只見川の絶景を俯瞰している様に横たわっているかの様でも見え、「べこ岩」と呼ばれ親しまれてきました。
昭和39年の土砂崩壊の時も、崩壊した土砂はこの霧幻地蔵を境にしてストップし、残された家屋と地区民全員の命ををを守ったという事で、守り本尊として地区民の全幅の信頼を集めているお地蔵様です。
集落の中心部の高台に位置し、ここから望む渓谷の大絶景は、思わず息を飲むほどに美しく、ベンチに座り、渓谷をのんびりと優雅に下る渡し舟を眺めながら、日頃のストレスを発散させましょう。素朴な地蔵に癒されます 。
この地蔵ポイントは昔の三更集落の丁度中心でここから左右に集落が広がっていました。
また高台にある為に、この地蔵の前坂は往時の集落の子供達が遊んだスキーのメーンゲレンデで、大勢の子供達が「とんがよ!」と大声で叫び合いながら元気にスキーに興じていました。
ちなみに「とんがよ」とは「どきなさいよ」という意味でした。
当時のスキーはもちろん、木製の板にゴム長靴を革の金具で締めた物で、回転も出来ないので急な細い坂道を直滑降専門で豪快に下っていました。
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